歯の豆知識
口腔ケアはコロナ予防としても重要?!
2020年6月1日
お口の中が汚れていると、ウイルスに感染しやすくなるといわれています。
風邪などの病気は「細菌」か「ウイルス」のどちらかが原因で発症しますが、この2つはメカニズムがまったく違います。
細菌感染の場合、粘膜に付着すると炎症を起こし、のどが痛くなったり発熱したりします。
一方ウイルス感染の場合、粘膜に付着しただけでは発症せず、ウイルスが細胞中へ侵入することで発症します。
ウイルスが粘膜に付着して細胞壁から内部に入って感染し、ほかの細胞にも侵入して増殖していきますが、その拡大に使われるのが「歯周病菌」で、歯周病菌がウイルスのサポートをして活発化させることで、のどの細胞内に入りやすくなるといわれています。
※新型コロナウイルスも例外ではなく、歯周病菌によって感染を助長してしまう可能性があります!
歯周病菌は薬や人の免疫細胞で除去することができないため、プラークごと歯みがきで除去するしか方法がありません。
そのため、日ごろからお口の中を丁寧な歯みがきや、歯科医院での定期的なクリーニングなどで清潔に保つことが、ウイルスからの感染予防に効果的です。